学閥
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学閥(がくばつ)とは、同じ学校の出身者が各々の職域や企業内で集まって作る排他的な勢力のこと。自分たちの地位の保全や向上のために利用される。学閥の勢力が強まり、周囲への支配色を持つまでになると「学閥支配」といった言い方がされることもある。
企業の場合は、学閥がその創立者やオーナー社長の出身大学や系列の銀行、関連企業でのトップの学閥などに左右されることも少なくない。
東京を中心とする大都市圏では予備校の偏差値ランキングで上位を占める大学が学閥を形成することが多いが、地方などでは地元の国立大学や私立大学のトップ校出身者の間で学閥が形成されやすい。この他、高校学閥が成立し、地域の政財界に影響を与えている場合もある。
代表例
一般に特定の大学と業界の結びつきが強い例の一部として、以下のものが挙げられる。
- 三田閥 - 慶應義塾大学出身者の学閥。主に金融界など財界(大企業経営者)一般。監査法人など公認会計士。
- 稲門閥 - 早稲田大学出身者の学閥。出版業界やマスコミ業界一般・政界(雄弁会)、法曹界など。
- 白門閥 - 中央大学出身者の学閥。地方公務員・法曹界。
- 桜門閥 - 日本大学出身者の学閥。主に建築業界(中小企業経営者)、マスコミ、芸能界(日芸)など。
- 赤門閥 - 東京大学出身者の学閥。高級官僚・学界・政界・財界一般。
- 鉄門閥 - 東大医学部出身者の学閥。医療界。 / 同じ東大でも医療界だけは「赤門」ではなく「鉄門」と呼ばれる。
- 如水閥 - 一橋大学出身者の学閥。主に金融界や財界一般。
- 茗渓会、尚志会 - 高等師範学校、文理科大学の流れを汲む筑波大学、広島大学出身者による学閥。教育界の二大勢力。
- 館友閥、院友閥 - 皇學館大學、國學院大學出身者の神道界の二大勢力。
- また、地方などでは地元の国立大学や私立大学のトップ校出身者の間で学閥が形成されやすい。教育界においても、師範学校の流れを汲む教員養成系学部出身者を中心に、学閥が形成されることがある。 この他、県内に有力大学を持たない地域(奈良県や佐賀県)では、出身大学よりも出身高校(特に旧制中学系の高校)が重視される、いわゆる高校学閥が成立し、地域の政財界に影響を与えている場合も多い。
- ヨーロッパではオックスフォード大学、ケンブリッジ大学(両校を合わせて「オックスブリッジ」と俗称される)、パリ政治学院、フランス国立行政学院 (ENA) などの学閥が知られる。
- アメリカでは、出身大学の影響力は日本や韓国ほどではないと言われている。ただしハーバード・ロー・スクールなどはエリート養成機関と見做されており、各大学のフラタニティとソロリティなどが卒業後も一定の影響力を持つ例はある。また、著名な研究者やジャーナリストなどを生み出している特定の有力大学も存在する。
- 東京学派
- 京都学派
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